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呉服屋さんから聞いた話〜着物のお手入れと中古/新古品を買うときの注意〜 [<着物>]

先日お稽古帰りに見つけた呉服屋さん。
前から、気になってはいたけど、
今回ショーウィンドーに素敵な大島がかかっていたので入ってみた。
ちゃんとした呉服屋さんだったが、
その大島は、誂え流れ品とのことだった。
今まで、普通に反物から新しく誂えるという商売をしていて、
今もやっているけれど
最近新古品なども扱うようになったら、そちらの方のお客さんが多くなっちゃったと苦笑。

親切なご主人で、着物を見せてもらいながら、いろいろ教えて頂いた。
着物のカビはたたんである外側ではなく、
風の通らない内側にでるそうで、
もし新古品などを買うときは、そこをよく見なくてはいけないのだそう。
着物はすべて地糊がついているので、
しまっておくと、そこが湿気を含み、カビが発生するのだそうだ。
だから、風通しというのが大事ということになる。
自分の着物も、表から見てカビが発生していなくても
中はわからないので、必ず、チェックして、風通しをしないといけないと教えてくれた。


そして、丸洗いなどは溶剤を使うので、
本当はあまりしない方がよく、とくに草木染めのものはやめた方がいいらしい。
溶剤によって色が変わってしまうこともあるという。
洗い張りは水だからまだいいんだって。
手入れとしては、衿、袖などの染み抜きをして、
なるべく丸洗いをしないで着るのがいいとのこと。
単衣なども着たら必ず汗取りにださないといけない、
そうしないと、そのときは、汚れていないように見えても
染みこんだ汗が変質して、後にシミになったりするそうだ。
単衣の季節が終わったから、忘れないうちに、汗取りにださなくっちゃね!
(以前、忘れてしまって、やはりシミがでてしまい、大失敗したのです。
皆さんも、気を付けてね!)

また、新古品を買うとき、どこをチェックするといいかというと
着物の内側の脇の部分だそうである。
手を通していないものかどうかはここを見ればすぐわかるのだそうだ。
また自分が着物を着た場合も、ここをよく注意して、手入れをしないといけないんだって。



このお店、町の小さな呉服屋さんで
年輩のご主人と奥さんのふたりだけでやっているという。
ほんと、目立たないお店なのだが、
銀座の呉服屋さんでも見かけないようなよいものをたくさんお持ちだった。
新古品でも、うちは変なものは扱いませんよ、
そんなことしたら、評判が落ちますからねとおっしゃっていた。
そうですよね〜。
地元密着タイプの呉服屋さんは
そこに住んでご商売なさっているから、
お客さんを騙したりして悪評が立てば、そこに住んでいられなくなってしまうものね。

地元密着タイプの呉服屋さん、あなどれません。
銀座の大きなお店とは違い、家族経営であれば、
ビル内の出店料や土地代、社員給料の負担がない分、商品もお安く提供できる。
先日地方からやってきた呉服屋さんと話していたら、
大きくなればなるほど、売り上げがなくても社員のお給料を出さなくてはいけないので
商品にその分上乗せせざるをえなくなる、
家庭経営の呉服屋さんの方が、そういう上乗せがない分、
良心的なお値段なのだと言っていた。
また雑誌などの大きく広告ページを出してもらっている場合、
売り上げ3000万でも広告費が1000万なんてこともあるそうで
その分、着物に上乗せされているということなのだと教えてくれた。

まぁ、××に掲載されていたあの着物を着ているのよ!とか
銀座のあの店で買った!ということも付加価値ではあるから
広告費用が上乗せされている場合でも、
心理的付加価値費用と考えられるから、
着る人がどこに価値を見いだすかが問題で、
いちがいにそれを高いとか馬鹿馬鹿しいということもできないのもまた事実であるけれど。


この家族経営のお店、
若い人がいれば、HPなど作ったり、ブログもやったりして
宣伝もできるのだろうけれど、
どうやら全くそんなものをやっていないようで、検索しても出てこない。
きっとこういう家族経営の小さな呉服屋さんはあちこちにいっぱいあるに違いない。

町の小さな呉服屋さん、気になったらのぞいてみると意外といいものをもっていらっしゃるかもしれません。


また、遊びにいってみようっと。


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