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着物ビギナー失敗を振り返る〜八寸帯の罠・八寸帯を締めるときの工夫 [<着物>]

着物着始めの頃は、数の少なさ故、
いろんな着物に合うもの、長い期間締められるものという観点で
帯をえらぶことが多かったため、八寸帯を買うことが多かった。
八寸帯は、まず、お値段も仕立代も手頃で
真夏以外締められるというのが魅力だった。


しかし、だんだん着物に馴れてくると、
真夏以外締められるといっても
素材や色・柄によってやっぱり着用季節は限られていることがわかった。
今は、八寸帯を締めるのはごくごく限られてしまった。

まず真綿紬や裂き織の八寸。
IMGP5524.jpg比較的厚地なので、色・柄にもよるけれど、10月後半から3月ぐらいまでかなという感じがする。またこれらは質感からしても、やっぱり紬に締めるのが一番だと思った。

スクイ織りの八寸。
IMGP6488.jpgこれは、着物着始めの頃に買って、最近締めなくなってしまったけれど、モネの絵にそっくりな雰囲気で気に入っているもの。玉に出して眺めるだけでも、満足。
スクイ織りの帯は、厚すぎず、薄すぎずで、絵画的に表現するのが得意で
結構かわいいものもあり、無地の紬などを楽しく演出するのにぴったり。


そして薄手の博多織の八寸。
IMGP7252.jpgこちらは着物や帯に光が欲しくなり、また暑くなってくる季節、3月後半から6月いっぱい、9月〜10月始めまでぐらいだろうか。
いくらシーズンレスといってもやはり薄手の博多織は冬だと寒々しい感じがする。
特に博多献上はやはり夏っぽいイメージがあり、自分が締めるとすれば5月後半〜6月、9月くらいかな。こちらは、柄によってはカジュアル寄りの柔らかものにも締められる。



綴れ帯もフォーマルまで締められるとはいっても、
カジュアルな小紋にもフォーマルにも締められる綴れというのはなかなかない。
フォーマルにも締められるものというのは、
やはり金が入った霞柄とか法相華とか、それなりの柄がはいったもので
こういう綴れはやはり普段にはちょっと締められない。
ただ軽さがあるので、
4・5月など、西陣織りの帯だと暑いし、重いなんてときは
季節の柄の綴れなどは重宝するのだと思う。
歌舞伎座でお歳を召した方が綴れをしめていらっしゃるのをよく見かけるが
これはきっと軽いからだろうと思う。

そして6月の単衣の季節、
綴れのような八寸だとフォーマルにいいように書いてあるけれど
実際にいろいろ見たり、お店の人に聞いたりした結果、
綴れだと暑く見えるとわかった。
6月のセミフォーマル以上の装いは、重めの綴れでいけるかと思ったけど、
結果的には透けない紗の袋帯ということで落ち着きそうだ。

となると、フォーマルでない綴れ帯を買うとすれば、
4・5月、9・10月に締めることを念頭に色柄を選ぶのが得策。
しかし、ビギナーの私、
以前、展示会が1月だったので
なんとなーく春の雰囲気に惹かれて、
4月ぐらいにしか締められない色のものを買ってしまったのですね〜。
着物の色も考えずに。
IMGP7107.jpg4月って着物の色もふんわか春らしい色なので、帯まで春色だと、ぼわーんとして
ぼやけちゃうんですよね〜。
これは、痛恨でした。
三大失敗の一つです。







そのときに、素材と色のミスマッチ故に締められないものものあることに気がついたわけです。
たとえば、素材は冬向けの厚手の真綿紬なのに色が初夏〜夏向けの色とか、
薄手の八寸なのに、色や柄が冬向けだったり・・・

それにすぐに気づいていればよかったのに、
失敗綴れの直後、失敗に気づく前に、また八寸を買っていてこれまた痛恨の大失敗。

IMGP7301 のコピー.jpg三大失敗の二つ目はこれ(お太鼓の画像がなくてすみません)。
これは、着物に合わせてお店の人が勧めてくれて、私自身そのとき、この色ちょっとどうかな〜と思ったけれど、センスがいいことで定評があるお店だったし、限定もの(限定ものってああ、今買わないと永遠に手に入らないのね〜って気にさせて、ヤバイ殺し文句ですよね、皆さん、気を付けましょう!)だったし、いろんな色が使われていたので、帯締めが楽しめそうと思って、負けてしまったのですね。
でも、帯地は薄手で冬には向かないもの、それなのに色は春〜初夏に合うような色ではない、
合わせた着物も、真綿紬で秋冬向けなので、その着物の質感にもこの帯は合わない・・・いったいいつ締めればいいの?って感じ。
それ自体は素敵な帯なのに、私の力不足で未だにもてあましているので、この帯をぜったい活かすコーディネイトを考えねば!と固く決意しております(来年度の着物テーマは失敗ものを活かす!かしら?)。
→追記:その後、少しコーデ力があがり、失敗帯ではなくなり、今では大好きな帯のひとつとなりました。http://cuvee-felicite.blog.so-net.ne.jp/2011-05-15

というわけで、八寸帯を買うときは
素材感をよく見て、
寒い季節用なら、寒い季節に自分が着る着物に合うような色・柄のものを、
博多織のように薄手地で光沢があるようなものなら、
3月から6月にかけて着る着物
あるいは9〜10月に着る着物に合う色・柄を考えるといいと思う。
経験からいって、やっぱり6月の単衣と9月の単衣は色目が違うので、
9月用の色目の八寸はもったいないようだけれど、春夏とは別に1本持っておくといいと思う。

9月は半ば以降は袷の帯でいいとはいえ、暑いので、
秋っぽい雰囲気の博多織り八寸は役に立つ。
ただし、献上柄だと夏っぽいイメージになってしまうため、
そうでない柄の方がオススメ。
最近は博多織の八寸もいろんな柄があるので、
もう既に春夏用を1本持っているなら
次はセールのときになどに秋単衣用のものを買っておくと便利です。

ちなみに、私にとっての便利な博多織八寸はこれ。
IMGP7437.jpg5・6・9月のお勉強会クラスの邦楽演奏会に行くときに使っているのだけれど、
八寸でありながら、割としっかりとした地で、銀通しで、名物裂文様の一つ有栖川文様なので格がある。
これは便利でした。

こういうとき中国製の綴れもお値段的に手頃でいいのだけれど、一度試してみたら、ものすごく固くて締めにくかったです。
最近は手織りの綴れも比較的手に入れやすいお値段になって、
刺繍を施したり、地紋を浮き上がるように織ったものとか
バリエーションがあるので、9月用にいいかななんて思ってる。
(6月の場合は、暑かったら夏帯をしてしまえばいいので
問題はそれほど深刻ではないのだけれど、
9月は半ば過ぎると夏帯はNGなので、
やっぱり八寸帯があると残暑対策にはいいのです。)

以上八寸帯を買うときに気を付けるといいことをまとめてみました。

また八寸帯、とくに博多帯のように薄手のものを締めるとき
ぺちゃんこで貧相に見えてしまうときがありますが、
そういうときは、お太鼓部分の中でたたまれているタレの部分に
ハンドタオルを小さくたたんでいれるとふっくらします。
なんかへらへらして頼りないな〜なんて思ったとき、試してみてください。
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